なんだかんだで、ほとんど走る事もせず、「今回は様子見で行こう。」とか、舐めた態度で臨んだ赤城山ヒルクライムだったが、うーん、やっぱりちゃんと走っておけば良かった。
とりあえず、書き残しておく。
前日は朝飯食べてから9時前に出発。
ナビの設定が「距離優先」になっていたからか、埼玉まで一般道で走るという暴挙。
群馬とか行くのも始めてなので、とりあえずナビの言うとおりに走ってたら、メチャクチャ渋滞してて、チェックインに間にあうのか心配になった。
高速に入ると順調に進み、何とか検車会場である前橋グリーンドームへ到着。
何だか異様にでかくて立派な会場です。
こんなにでかいのに冷房も効いてて快適。
世界選手権?だかの会場として作られたんだそうで、前橋市の自転車に対する力の入れようが感じられます。
とりあえず検車は2,3分で終了。
リアのクイックが緩んでいて、それを直すように指摘された。
それまでは、検車とか面倒な事するなぁと思っていたんだが、すいません検車は大事ですね。
で、ゼッケンとかを受け取りに中へ。
アンケートとか書いて出すんだけど、レース終わってからの方が良くね?って感じです。
まだ検車しかしてないのに感想も何も無いよなぁ。
で、文句ばかり抜かしてますが、会場をフラフラと散策。
子供向けの珍しい自転車があったりとか、競輪の選手が沢山来ていて、子供とゲームしてたり、かなり和やかなムードでした。
それにしても、なんだかカップルとかで来ている参加者が多いような気がするのは、私が一人で来ているから?
まぁせいぜい今夜がんばって明日の体力を使い果たしてしまえと念じつつ、灼熱と化したクルマへ戻ります。
チェックインにはまだ時間があるので、試走してみようかなと思い赤城山方面へ自転車で向かってみた。
今回、検車会場となる前橋グリーンドームと、スタート地点とは離れていて、地図ではちょっと距離感が分からなかったんだが、
まぁそれでも自転車で数分走れば着くだろうと。そう思っていた。
ところがどっこい、全くどこなのか分からない状態。
とりあえず赤城山と書いてある標識を頼りに走るが、結局スタート会場はどこだか分からなかった。
そのうちにチェックインの時間も迫ってきて、とりあえず計測開始地点と思われる交差点まで行って帰ってきた。
で、思った感想。
富士ヒルクライムはスタート地点からコースまで民家とか無くて、完全にレース関係者しかいないような状態の中を走っていく。
有料道路を封鎖して行うので、一般人は入れないし、そのため応援する観客とかも一部のボランティアを除けばいない。
ところか、今回の赤城山ヒルクライムは完全に普通の道路を交通規制して行うので、民家のある通りを駆け抜けていく。
当然、道路状況も良好とは言えず、交差点とか横道とかもあるので、クルマとか心配になった。
んで、汗だくになりつつ、ホテルへ。
今回のホテルは前橋駅前にあるビジネスホテルで、自転車乗りが大勢来ていた。
で、前橋って地名は私でも知っているくらいなので、どれくらい栄えているのかと思ったら…
空が広くていいなぁ…
なんつか、駅の大きさが人の少なさを強調しているというか、ここまで何も無いというのも清々しい気さえしてくる。
というか、このへんに住んでいる人の娯楽って何なんだろうかと。
カラオケとかさえも無い。
ホテルは小奇麗な感じで、安心しました。
で、コンビニで水や食料を買い込み、準備です。
準備といっても、ドリンク作って冷やしておくだけだが。
で、駅でお土産とか買い込んで、食事へ。
選択肢は多くなくて、ホテル近所の居酒屋へ。
とりあえず一杯だけと決めてビールを。
つまみを注文。
唐辛子が入っていてピリリと辛く、旨い。
とりあえず炭水化物摂っとけという事で、焼きそば。
塩とソースがあったんだが、ソースをチョイス。旨い。
で、締めに刺身盛り合わせ。
これも身が厚くて美味し!で、お腹もパンパンです。
ホテルに帰ってシャワーを浴びて、スネ毛剃って、でもホテルのカミソリが切れ味よくて膝の皮を削いでしまって血が止まらなくなってティッシュで止血していたら寝てしまっていた。(全裸)
翌日は4時に起床。
シャワーを浴びてからトイレで軽量化を済ませ、朝飯です。
いつもと同じ、おにぎり2個とスイーツ。
今回のチョコバナナクレープは400kcalオーバーのボリュームで、ちょいと胃もたれ。
胃袋に押しこむ感じで食べました。
チェックアウトして外に出ると、まだ真っ暗。
それでも周りでは早々に出発していくクルマがあります。
とりあえず、エアとか微調整は駐車場に着いてから行うとして、私も出発。
駐車場は前橋グリーンドーム横の空き地。
日も明けてきました。
それほど多くはないけど、既にみなさん準備を始めています。
私もエアを充填して、前日の試走で気になったサドル周りを調整し、いざ出発です。
それにしても蚊が多くて困った。
走りだすと、交差点などの要所要所に警備員の人が立っていて誘導してくれる。
なので、すぐ近くなのかなぁと思っていたら、全然着かない。
※地図で確認したら、約4kmありました。
で、驚いたのが、その警備員の数。
交差点毎に数人の警備員が立っているので、数百人は動員していたと思われる。
この時点でこのレースにかける前橋市の意気込みに気づきだす。
で、スタート会場となる前橋合同庁舎に到着。
左に写っているのは荷物を預けるトラック。
レース中もiphone持って撮ろうかと思ってたんだが、ビニール袋忘れたのに気づき、汗で壊れるのもイヤなので預けてしまいました。
なので、これ以降の画像は無し。
会場に整列して第3グループに整列です。
今回はゼッケン番号とか全く関係無く、自分の好きなスタート順のグループに並べばOKみたい。
タイムを狙う人は前の方、完走を目指す人は後ろの方という感じで、自分で選べる。
これはイイかも。
思ったほど混乱はしてなかったです。
ただ、事前にシャワールームがあるので使えるとアナウンスしていたが、直前に
水着着用が必須でした
との事で、オオウケでしたw
水着持ってきてる参加者がいるのかよとwww
で、7:10にスタート。
計測地点まではパレード走行です。
交差点とか通行止めっぽくなっていて、悠々と走ります。
で、驚いたのが応援の人々の数。
画像が無いのが悔やまれるが、近所の住民とか応援の人達が沿道に並んでがんばれーとか言っている。
中には旗を振っているおばあちゃんとかいるし、歩道橋の上から応援している人、名前を書いた横断幕とか広げている人もいる。
すげー、なんだこれマラソンのレースみたいやん!
最初は、「今回は様子見。」とか思っていたのに、スイッチが入ってしまい、グイグイ走ることに。(単細胞)
勾配がきつくなっても、坂の途中とかで応援している人がいる。
最後の方で勾配がきつくなってくると、大声で「おらー!余力残ってんぞー!全部使い切れー!」とか叫んでいるおじさんがいて、なんだか「様子見」とか言っていた自分が恥ずかしくなってきた。
ツールよろしく、道にもペイントがあったりして、ヒルクライムって本来はこういうものなんだよなと感じ始める。
赤城山は最後の方が勾配がキツイみたいで、9%超えの標識が続いた。
ラスト5kmから足が売り切れ始め、ラスト1kmでスパートをかけた走者からバンバンに抜かれ始める。
雨も降り始めて、気温も低下し、もうちょっとで攣るところだった。
ゴール地点でも大勢の観客がいて、盛り上がりました。
んで、寒いのでさっさと下山しようと思い荷物を受け取ろうとしたんですが、荷物のある場所はさらに走ったところにあるとのこと。
まだ走らせるのかあーー!w
荷物受け取り場所も霧が立ち込めていました。
で、完走の一枚。
気圧の関係で食い過ぎで顔がパンパンです。
ここから少し登って、整列して下山します。
路面が濡れているので、ダウンヒルの苦手な私は30km/hペースで走ります。
途中で強制的に休憩するルールがあり、休んで手を休める事ができました。
うーん、ますますこのレースに好印象が…。
下ってくると晴れてきて気温も上がり、風が気持ちよくなってきました。
で、民家のあるところまで下ってくると、「おつかれさまー!」と手を振ってくれる沿道の人たちが。
子供とかが手を振っていると嬉しくてこちらも手を振ってしまいます。
こうして、このレースが根付いて毎年行われるようになったら、ここで応援していた小さな子供たちがいつか参加するようになるのかなと想像したら胸熱で目から大粒の汗が落ちていました。
スタート会場に戻って、すぐに完走証が発行されます。
タイムは1:29:13でした。
練習不足が遺憾なく発揮されたようです。
で、参加賞としてもらえるのはタオルだけだと思ってたんですが、完走した人にはプレゼントがあるようで、地ビールを頂きました。
つか、参加費の6000円(うち500円は被災地への寄付)で、よくここまで出来るものだと感心。
逆に富士ヒルクライム(8000円)とか(というかfunride系イベントは)やっぱりボリ過ぎなのでは?
前橋ではいろいろなイベントを行って観光とか盛り上げていこうとしているみたいだが、市の意気込みとか気合の入り方がすごくて感動しました。
とりあえず毎年参加のレースラインナップに加えさせて頂きます。
また来年も!
2 Responses to 赤城山ヒルクライムは思いの外良いレースだった。