毎年この時期になると、業者からお歳暮のカタログが送られてくる。
忘れがちなイベントなので、これはこれで有難いサービスである。
で、何を贈ろうかと毎年考えるんだが、値段的な制約があるし、品数もそれほど豊富にあるわけじゃないので、選択肢は限られる。
いい加減貰う方も「またこれかよ。」という感じなんじゃないかと思ったりもする。
だが、下手に自然派志向の無農薬で無香料・無着色で保存料ゼロとかのお菓子を送ったりしても、それはそれで食べる方も面倒なのかなとか考える。
なんでかって、消費期限が結構タイトだから。
消費期限が1週間の保存料ゼロ自然派志向なお菓子を送って「1週間以内に食べきってください。」と強制するか、
それとも、保存料有りの比較的長期保存可能なお菓子で利便性を取るか。
世間では前者のような、保存料ゼロで無香料・無着色な食品がもてはやされて久しいが、保存料ってそんなに「人間の身体を影で蝕む企業利益の権化」みたいな悪者扱いで良いのか?という感じがしてた。
そういう事を主張する人達の話しは食品に限らず化粧品とかでも昔からいろいろ聞いてきましたが、なーんか納得できないんですよね。
最初に話しを聞くと、そうなんだーって思うんだけど、家に帰って本とか読んだりして詳しく知ろうとすると、一概に思うのは
「なんか、言ってた話しって非科学的、もしくは中途半端に悪い部分だけを誇張してる。」
という印象がほとんどなわけです。
ほんと、いつになっても変わりません。時代も人も…。
で、こんな本を読んでみました。
そのまんまの内容です。
読んでいると「そうだよなぁ。」という感じで、私のような「添加物を無闇やたらと毒物扱いするヤツって何様なの?」というヒネクレタ人間からすると、読後感スッキリです。
「添加物は毒性よりも添加される量で測られるべき」という意見には至極納得。
塩も醤油も添加される量、摂取する量によって安全な調味料にもなれば、毒にもなるのです。
当たり前だろう、と思うけど、そういう当たり前の理屈が通らない時代…。
そういえば、会社も8期目に突入しました。
これも全て皆様のお陰でございます。
感謝の意味を込めて、保存料入りのお歳暮を送らせて頂きますw