息子が指を怪我して4針縫う。実は麻酔が一番痛い。

Posted by yonezo in 日記 | 3 Comments
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先週の日曜日に川崎のラゾーナに行ってきた。
娘がディズニーショップに行きたいとか言い出して聞かないので行ったんだが、丁度その日で閉店だったらしく、品物の少なさにガックリ。

他にも目当ての店がことごとく閉店セールもしくは既に閉店しており、何のために来たんだろうかと自問するはめに。

で、日も暮れてきたのでそろそろ帰ろうかと思っていたら、広場にある階段状の腰掛けで遊んでいた息子が最上段から後ろ向きに落下。

ゴンという鈍い音と共に大泣きしたので、まーたアホやっとると抱き起こしたら左手から結構な量の出血で、よく見ると薬指の第二関節辺りがパックリ切れていてダクダクに血が出ている。
知らないで抱きかかえた私のシャツなんかにも血が付いていて、急いで病院に連れていこうと走って駐車場へ向かった。
向かう途中で案内の人がいたので、救護所とか無いのか聞いたら奥のほうに連れて行かれて、とりあえず応急処置してもらった。

出血は収まったが、手が動かないとの事なので病院に行った方が良いと言われ、とりあえず家の近所の聖マリまで行く事にした。

だが、親の心配をよそに息子はクルマに乗ると段々とゴキゲンになってきて、痛みも治まってきたのか泣くこともなくなってきた。

なんか大した事は無かったんじゃないかと思い始めてたんだけど、まだ指が動かないとの事だったので腱が切れてたり神経が切れてたりしたら嫌だったので、救急へ。

で、見てもらったんだが、骨には異常なし。
子供の骨は柔らかいので、折れるとしてもボキッとは折れずメキメキとしなるようでレントゲンでもハッキリとは判断しづらいとのことだった。

で、傷を見ていたんだが、とりあえず水道の水で2分間ほど洗って下さいとの事。
血まみれの左手を動かさないように抑えながら水道の水に晒すと、大声で泣き叫ぶ息子。
まぁそりゃそうだよなと。ただこの時はまだ「これくらい我慢しろ。」と言えた。

で、その後傷を見せて下さいと言われて手のひらを開かせて差し出したら、1mmくらいの太さの鉄の棒を傷口に差し込んで、なにやら観察し始める。
当然だが、息子は痛みで絶叫。
つか、これは大人でも痛いだろと思いつつ腕を抑える。正直親としてキツイ瞬間。

で、ひとしきりグリグリやったあと、「傷口が思ったよりも深くて、腱の直近まで切れている可能性がある。今後の事も考えて縫わせて下さい。」と。

4針縫うというので、私の動揺を見た息子が異変を察知したらしく、もう外に出たいと号泣。
泣き叫んで処置どころではないので、落ち着かせるために一旦待合室へ。

そこでおにぎりやらジュースやら与えて、落ち着かせるともう傷の痛みとか無いような感じ。
もう素人目には絆創膏貼ってもらえばそれでOKなんじゃないのかと思ったんだが、やっぱり縫うとの事。

で、ここで嫁が到着。
もう21時とかになっていたので、娘を家に連れて行って寝かせてから病院に戻ってきたのだ。

状況を説明していると呼ばれて、処置開始。
ちょっとした手術みたいな感じで、いろいろと準備していた。
で、子供なので動かないように簀巻きにして看護婦が馬乗りになって抑えるとのこと。
もうなんかその説明で胸が締め付けられる思いだったが、局所麻酔で行うので

手のひらに麻酔を打つと。

( ゚д゚)マジデスカ

 

腕とかなら分かるが、神経の集中している手のひらに注射とか、自称大人の私でも嫌です。
もうなんか、病院に連れてきた自分が全て悪かったとか思い始めて、息子にこんな思いさせるくらいなら家で絆創膏貼っておいた方が良かったんじゃないかとか思い始める。

簀巻きにされ、身動きできない状態から左手だけを出して押さえつけると、狂ったように暴れだす息子。
手のひらを強引に開くと、ベテランぽい女医さんがおもむろにプスっと指の付け根辺りに麻酔を注射。
そのままグイッと押し込むので、かなり深く差し込んでいた。
注射した麻酔液のせいで、小さな掌の針を刺した部分が盛り上がる。
で、針を抜いたのでこれでもう大丈夫と思ったら、もう一度別の場所にするとの事で、もうマジで見てられなかったが、再度プスッと。

息子は発狂したかのような叫び声をあげて、腕を抑えている私ももう我慢しろとは言えず本当にこの時間が長く感じた。

終わると、息子はもうヤダヤダと外に出て行こうと暴れるが、医師は無情にも「麻酔が切れる前に縫ってしまいましょう。」と淡々と準備は進み、「お父さんは待合室でお待ちください。」と外に出される。
嫁は残って息子の肩を抑える役目だ。

私は待合室に戻ったが、処置室と待合室の間には扉とかが無い構造なので、叫び声や看護師らの声が丸聞こえ。

処置が始まっても息子は絶叫。
麻酔のおかげで痛みは無いはずなんだが、術野が丸見えなのかずーっと絶叫していた。

救急に来ている具合の悪そうな人達にも、その声は丸聞こえでかなり重苦しい雰囲気に。
最後の頃には息子の絶叫は「モウヤメテクレ」という懇願に変わってきていて、本当に胸を引き千切られる思いだったです。

処置が終わって出てきた息子は安心したのかシクシクと泣いている感じだったが、よく耐えたと頭を撫でて抱っこしてやりました。

家に帰ってシャワーで身体を流して寝室に連れていくと、速攻で寝てしまった。

翌日からは予想に反して全く傷は痛まないのか縫ったおかげなのか、普通に姉と喧嘩しておりました。
子供の回復力ってすげーと思いつつ、親としても気をつけなきゃならんと猛省したのでした。

まぁ子供には怪我は付き物だけどね。

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