2002/11/14(木)

Posted by yonezo in 日記 | Leave a comment
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ワシが担当している着メロサイトの中にオルゴール専門の着メロを配信しているサイトがあるのだが、そこにユーザーからのリクエストを受け付けるコーナーがある。

毎週そのリクエストの内容を吟味してどの曲を制作するか決めているのだが、初めてそのリクエストの内容を見てみた。

本当は毎週、集計されてメールで送られて来ているのだが面倒なので今までまったく見ていなかったのだ。

この季節、クリスマスも近いし一人身で寂しい思いをしている人はオルゴールの音に共感するのだろうか。

物凄い数のリクエストだった。

そして、そのリクエストにはコメントが付けられているのだが、その内容も感情がこもっているものが多い。

「この曲は別れた彼氏との思い出の曲です。是非お願いします。」

とか、

「スゴくイイ曲です、この曲を聴いていると心が癒されるんです。」

とか、

「誕生日を前に大好きだった彼と別れてしまいました。誕生日当日は友達がみんなで祝ってくれ、12時ちょうどにこの曲を流してくれました。」

とか、その熱烈さに感動しました。

この業界、エンドユーザーの声を聞けるって中々無い。

そして、ユーザーの声というのはどんな商売でもモチベーションを高める最高の起爆剤となる。

少なくともワシはそう。

なんか想像しちゃうじゃないですか。

思い出の曲をダウンロードして着メロにして聴く姿がさー、どんな想いで聴くんだろうとか。

しかもオルゴールアレンジですからせつなさ度は最高ですよ。

ワシが何気なく「この曲ってイイですよねー。」とか言って採用された曲が何人の涙を誘っているのだろうとか。(笑

たかが着メロなんだけど、それによって元気が出たり明日からもがんばって生きようとか思ったりする人が少なからず存在するというのは配信に関わっている身としてはこの上ない喜びである。

いや、ホントにそういう人も居るんですよ。マジで。

このサイトを見てるようなヒネクレた人には信じられないかも知れないけど。(笑



街はそろそろクリスマスやねぇ。

着メロだけでなく、ほんの僅かでも愛する誰かの心に灯火を燈す事が出来たなら・・・。



今年も独りかぁ・・・。

年を追う毎にそれに慣れていってしまっているのも問題だな。

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