今回で4回目の参加だったんだけど、回を追うごとに壁のように感じていた坂がそれほどでもないと感じるようになってくる。
慣れと妄想とのギャップがそう思わせるんだろうけど。
ただ、その中でも決して慣れないのはラスト300mで待ち受けている約8%の勾配。
その前に長い平坦があり、ここで「この平坦でラストスパートだ!」と思ってしまい、何気に全力に近い力を出してしまう。
トンネルを抜けて、さぁゴールだと思っていると、壁のように最後の8%が立ちふさがる。
ここが異様にキツイ。
トレーニングではAT走やインターバル走など、ほぼ全力で走るメニューを行うが、この最後の坂のために行っていると言っても過言ではないw
1時間以上も坂を登ってきて、既にスッカラカンになった体力と気力をさらに振り絞る。
おまけに周りで走っている人たちもみんなスパートをかけるので、こちらも最後の闘争心に火が付くw
いつもこの時に考えるのは、1年間やってきたトレーニングと苦しかった記憶だ。
1年分の努力を全てペダルに叩き込む気持ちで、踏む。
ずーっと目の前で走っていた人をここで抜き去ると決めて、自分のケツにムチを打つのだ。
去年まではそれが出来なかった。
最後の坂で急激にペースダウンして、ガンガンに抜かされていく。
今年はどうだったかな。
あんまり憶えてない。
ゴール周りの風景とかも記憶にない。
画像を見る限りでは、とりあえず全力を出し切れたように思う。
我ながら滅多に見られない鬼の形相だ。