今日は第3回目の公開講座の日でした。
今日のテーマは「社会保障・税の一体改革とは何か」との事。
講師は専修大学教授 中野 英夫氏でした。
今回もテーマに沿って各種のデータ・統計を紹介しながら、財政健全化、社会保障の今後、現在行われている少子化対策などについてお話されておりました。
前回と違って今回の中野先生はなかなか財政健全化の具体的な方法について「消費税増税について賛成のスタンスなのか否か」という部分を明確にしないままお話されているように感じて、どうも歯がゆかった。
ただ、最後のまとめの段階になってようやく「消費税増税は財政健全化に不可欠」と黒板に書いてくれたので、やはりそうなのかと思えましたw
それと少子高齢化への対策を語るときにいつも出てくる世代別の人口グラフなんだが、この推計もなぁ…、この人口減少予測を前提にして語るのもどうなのかと思い始めてます。
少子化の進む他国が経済成長を達成しているというのもあるが、正しい経済政策を行う事ができれば、人口減少は食い止める事ができるし、高齢化をカバーするだけの年少・生産年齢人口の増加もあながち妄想とも言えないんじゃないかと…思うんだがなぁ。
2030年代には高齢化が進んで社会保障制度破綻の可能性が出てくるというようなお話もあったが、その対策として今すぐに少子化対策をしなければならない、それが待機児童解消だとか認定こども園というのも…うーむ。
2回目にしてようやく私も分かったのだが、この公開講座というのは現在の経済的問題について見解を述べたり、具体的方策を述べたりという場ではなく、あくまでも経済についてそれほど知りはしないが興味があるという一般庶民を対象に、できるだけ分かりやすく解説するという、新聞記事の補足的な場なのだなと理解しました。
なので、現在の政府が指向する経済政策について批判したりとか、公共事業の必要性などについて述べるなどというような事は、やっぱりというか当然しない。
で、今回も質疑応答の時間とかあって、相変わらずこの時間が一番面白かったんだが、その中で先日の日本国債格下げについて質問している人がいて、まぁあの格下げは一体何を考えているんですかね?的な質問だったんだが、それに対してこの中野先生は最初はこの状況で格下げというのはどうなんでしょう的に話していたのに、最後の締めでなぜか今後国債の金利が1%を超えるような事があれば国内経済にも甚大な影響が出るので格下げもあながち間違っていはいないのかなという結論だったので、ナンノコッチャという感じでした。
私が学生だったら、講義の時間が終わっても論戦を挑みたいところなのだが、無料でお話を聞かせて頂いている身なので、ここは大人らしく教室を後にしましたw
受付で専修大学の経済学の先生達が共著した本を売っていたので買ってきた。
読み終わったら感想文書きますw
帰ってくると、家族がいろいろとプレゼントを買ってきてくれていた。
なんや知らんが、ビール各種w
そして、こどもびいるとかw
あとは、仕事用のカバンを頂いた。
今使っているのは、三鷹に派遣されていた時に買ったものだから…もう13年くらい前のモノか。物持ち良いなぁ…俺。
このカバンでもっともっと仕事して稼いでこいという無言の圧力ですかねw
そういえば先週は仕事絡みでいろいろあって、まぁ私にはあまり関係は無いようなあるような感じなんだが、それとは別にもまたちょっとあって、イライラというか何というか、システム屋をやっている限りつきまとう事なんだが、ちょっと事情とか経緯とか私にも説明してくださいよ的な事がいくつかあって、まぁこれもきっと時間が経てば杞憂に終わるんだろう。と思う事にする。
子供が散歩に行こうとうるさいので、近所の公園へ。
ひとしきり遊んで、お菓子とか買ってやって、帰ってきた。疲れた。
順調な時には必ず何か良からぬことが裏側で進行しているという思い込みが昔からある。
良い状況も悪い状況も、いつまでも続くわけじゃないから、全てが順調な時ほど慎重にならないとな。