【行ってきた】公開講座:日本経済の長期展望

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タイトルを「公開講座:~」とすると、まるで私のブログが経済ブログのように勘違いしてフォローしてくださる人がいるようなので「【行ってきた】」と付けるようにしました。

で、先週土曜日にまた行って来ました。今回は「日本経済の長期展望」というタイトルで講師は専修大学教授の櫻井 宏二郎先生でございます。

ナンといいますか、無料でお話を聞かせて頂いている身分なので、あまり批判したくないのですが、かなり食傷気味です。ぶっちゃけて言いますと「うんざり」です。

それなら行かなければいいじゃんと言われそうですが、その通りなので、もういいかなと思い始めてます。

 

で、今回も日本経済悲観論のオンパレードで、最終的には消費税も企業の生産性向上も必要との事で、インフレだとかデフレだとかの単語は一切無く、上り坂でも下り坂でもアクセル(またはブレーキ)が一つあれば良いんだよ!的な、首を傾げざるを得ないお話ばかりでした。

冒頭で「一人当たりGDP」の世界ランキングの表を見せてまして、これがまた凄い。

となりのおじさんはウンウンと頷いていたが、私は肩こりするほど首をかしげまくりでした。

日本は黒い部分で市場為替レート換算ベースで17位、購買力平価換算ベースで25位だそうです。これで「日本経済はかつて優等生だったが今は違う」と言いたいらしい。

で驚くべきは、あのギリシャが30位、32位という位置にいること。驚きというかもう笑ってしまった。破綻寸前のギリシャと日本が世界的にはそれほど変わらない豊かさって事なんでしょうか。

案の定、質疑応答の時にこのランキングの集計方法について「こういうマスコミ受けするようなものではなく、もっと現実的で実感できるランキング・統計方法は無いのでしょうか?」と質問されていた。全くもってその通りだと思いましたよ、その辺のおじさんの方が大学教授よりも真っ当な感覚を持っている。

回答はしどろもどろで「無いのかあるのかどっちだよ!」と言いたくなるような玉虫色な回答でした。要するに無いって事みたい。

 

で、この先生は今までの先生とは違って、経済学で使われる小難しい数式について説明されておりました。ぶっちゃけ言って、その数式を理解できている人がこの公開講座に来ている人のなかでナン人いるんだろうかと思いました。

そういう数式から弾き出された結論を分かりやすく一般市民に説明するのがこの公開講座の役割なのではないかと思うのだが、どうなんでしょう。

あとはやっぱり国債の話が出ていて、「現在は民間の貯蓄が大きいため、財政赤字があっても経常収支は黒字になっている。しかし、将来的に貯蓄率が下がると、経常収支は赤字になる可能性がある。」と資料には書いてあります。

少子高齢化で人口が減るので貯蓄率が下がって、国債を買う人がいなくなってしまうので、借金の方が大きくなって経常収支が赤字になると言いたいらしいです。

そうなのかーと聞いていたら、畳み掛けるようにしてこう言います。

「国内で国債が消化できなくなると海外の投資家に買ってもらう必要が出てくる。そうなると高い利子率が必要となり、金利が5%とか10%とかになってしまう。」と、飛躍しまくりな気がするのは私だけなのでしょうか。

何というか、聞けば聞くほど結果ありきの論理という風に聞こえて来る。

 

学生とかって、やっぱりこういう理屈を信じてしまって疑うこともせずに日本悲観論者になっていくんだろうか。

家庭で親などが「それは間違っている。」と言ってくれるような環境があれば良いが、多分期待はできないんだろうなぁ。

この公開講座に来ている人たちもほとんど60代以上と思われる白髪交じりの人ばかり。

デフレで物価が下がり続けているが、すでに生産年齢人口からも脱却し、高度成長期に蓄えた貯蓄でデフレバンザイ状態で余生を謳歌している世代だと思われる。

本当に将来の日本の事を憂いて、自腹を切れるような人達がどれほどいるのかと思うと、仕方ない部分もあるなと思えてくるのだ。

私だって、日本経済のためにジャンジャンお金を使えとは思うが、じゃー自分の金をジャンジャン使えるのかと聞かれたらそれは無いと答えるだろうし、住宅ローンだって返したいし借金だってしたくない。

このまま消費税増税は決まってしまうのですかねぇ…。

すごい、自国農業の保護が貿易自由化の足かせとまで言い切っております。

なんで皆さん、生産性向上(悪いのは企業のせい)、グローバル化(内需より外需重視)が好きなんだろう?

私の貧弱な脳細胞では理解できないのが悔しい。

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