31歳の時、まだ結婚したばかりで一人暮らししてたマンションに3人で住んでいた。ちょっと狭かった。
まだ何だかぎこちなくて、帰るのが遅くなって苦労かけたりしてた。
遅くに帰ると、嫁さんが疲れきった様子で、まだ生まれたばかりの娘の肩をポンポンと叩きながら寝かしつけていた。
俺が帰ってきたのも気付かない様子で。
19歳の時、建設現場のバイトをしてた。
親に頼れない俺は、専門学校へ行くために自力で200万円作る必要があったから。
今思うと、オヤジが反対してたのも分かる気がする。あの2年間って何だったんだろうと。
結局、バイトで始めたウェイターが面白くなって、そのまま就職してしまった。
蒲田の駅ビルを、ペンキやらドロやらセメントやらで汚れまくった作業着着て安全靴履いて、平然と歩いてた。
スナックに飲みに行ったり、まだ地元だったので友達も多かったな。楽しかった。
7歳の時、小学校に入ったばかりだが、ほとんど同じ幼稚園の友達ばかりだったので、楽しかったな。でも悪さばかりしてメチャクチャ親に迷惑かけた。
金盗んだり、家出したり、とんでも無いバカだったなぁ。
生涯で一度だけ、お袋に泣きながら張り倒されたのもこの頃だった。
本当にごめんなさい。
43歳は、まぁ順調です。
地元を離れたせいで遊ぶ友達も機会もずいぶんと減ったが、それでもたまには飲みに行く。
新しい趣味のキャンプも楽しくやってるし、仕事もそれなりに順調に出来ている。
生きてきた中で、一番今が安定しているのかも知れないな。
55歳になったら、娘は成人して、もう働いてるかな。息子は高校卒業で大変な時かもしれない。
俺も、もう少し渋い大人になっているだろうか。もっともっと強靭に、自由になれているだろうか。
嫁さんが、誕生日プレゼント買ってくれた。
FranCisT_MOR.K.Sのシャツとジャケット。
サイズ2でジャストだった。ただ、これ以上は太れない!
ジャケットなんて、ほとんど着ないんだが…。もう少し落ち着いた格好しろという事ですかね。
まぁ、俺が「これがイイ。」って言ったんだけどw
本当にありがとうございます。
さて、嫁は何をリクエストしてくるのか…。