会社を作る前に働いていた某会社の人たちと久しぶりに飲んできた。
今でもそこのプロパーなのは一人だけだね。
場所は三軒茶屋。焼き鳥は安くて旨かった。
みんな年取ったよなー。人の事言えないが。
裏路地みたいなところで飲み直して、解散。
三軒茶屋、結構いいな。また行こう。
田園都市線で高津まで。
34歳と言っていた若者(男性)と談笑。まだまだ若いし見た目も普通に気を使ってそうなのに性欲ゼロとの事。
俺の分を半分分けてあげたい。
そんな話を深夜までして、帰ったのは3時過ぎだった。
口を塞がれて、両手足を壁に鎖で繋がれて俺は身動きが取れない。
目の前の広い通りには若い男女が行き交っている。
ある人は独りで。
ある人は誰かと腕を組みながら。
おや、向こうから歩いてくるのは若いころの俺じゃないか。
何かに怒っているような目つきでフラフラと歩いている。
目の前を通り過ぎても俺には気づかない。
あんなんで大丈夫なのか俺。と思った。
おお、向こうから歩いてくるのは大好きだった人じゃないか。
楽しそうに誰かと腕を組みながらこちらに歩いてくる。
俺は何も言えないし、何もできない。
正直、二度と感じたくないような苦しさがこみ上げてくる。
その人は、鎖に繋がれてる俺などには全く気付かないまま通り過ぎて。
一瞬だけこちらを見たような気がしたが、俺は離れてく後ろ姿だけ見てた。
遠く、もう見えなくなるまで見てたら、いつの間にか通りには誰もいなくなっていて。
道も空も建物も全部真っ白になっていた。
おかしな夢だった。
きっとこの先もずっと続くんだろう。もう嫌になるよな。